きつね昨日、第35回日本看護学教育学会学術集会において、
「看護学生がアカデミック・ハラスメントと認識した経験の実態と影響
―全国アンケート調査結果に基づく解析―」の示説発表を終えました。
この場をおかりして、アンケート調査にご協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。
発表が終了し安心した一方で、いただいたデータを改めて読み返し、
皆様がどのような思いでこのアンケートにご回答くださったのかを想像すると、
胸が締めつけられるような気持ちにもなりました。
学会会場では、大学院の同期と偶然再会しました。
とても久しぶりだったので、しばらく近況報告をしたのち、同期から
「なぜアカデミック・ハラスメントをテーマに研究しているのか」と質問を受けました。
私は看護学校や看護系大学の教員ではないため、同期には不思議に思えたのかもしれません。
私は大学院在学中に、論文指導教員が授業を定刻通りに開始せず、
帰宅が深夜0時近くになること、講義を行わず授業とは関係のない動画を見せること、
研究室での研究指導が十分に行われていないことなどを理由に、退学を申し出たことがありました。
その後、1対1の面談で指導教員から叱責を受け、
全て出席していた必修科目が欠席扱いとなり不認定となり、
論文進捗発表会で研究疑問を否定されるなどの行為を受けました。
退学を申し出たものの、本音では修士課程を修了したいという思いがありました。
そのため、指導教員に黙って従い卒業まで耐えようかとも考えました。
しかし、何も言わずに穏便に済ませることは、
ただ判断を先延ばしにすることだと分かっていたため、
指導教員以外の教員にSOSを出す目的で、退学を自ら切り出しました。
幸いにも、手を差し伸べてくださる教員がいたことで、修士課程を修了することができました。
そして、その時の一連の気持ちを研究動機として、
皆様からいただいたデータをまとめさせていただいております。
もしあの時、SOSを出さずにいたなら、結果的に退学となり研究に携わることもなかったと思います。
そして何よりも後悔が残り、看護という仕事を続けることができなかったのではないかと思います。
あと3日後の9月1日には、私が暮らしている地域で新学期が始まります。
これからの勉強や実習に不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
勉強や看護は一人ではできません。ぜひ同級生と力を合わせて乗り越えてください。

